防犯の知識

■主な侵入手口
 
サムターン回し
玄関のドアの外側からドリルで穴を開けるなどして、
サムターン(内側のドアロック用つまみ)を強引に回して侵入する手口。
壊したドアスコープや取り外したドアノブの穴、ドアと壁の隙間などに
特殊工具を挿し入れてサムターンを回す。
郵便受けから強引に手を入れて回すケースもあります。
ドアのこじ破り
ドアと壁の隙間に、釘抜きのようなL字型をした工具・
バールを押し込み、てこの原理でドアを破壊して侵入する手口。
強引な方法ですが、手間がかからず短時間で侵入されます。
ガラス破り
クレセント(窓ガラスの錠)の周辺を破損し、そこから手を入れ
クレセントを回して侵入する手口。
通常のガラスであれば、わずか10〜15秒で破壊されます。
近所へ買い物やペットの散歩などのわずかな留守の間でも
安心できません。
ピッキング
ピックと呼ばれる金属製の特殊工具を鍵穴に入れ、ドアの錠を
短時間で開ける手口。
ピッキング手口に対処した錠でなければ、1分もかからずに
侵入されてしまいます。
出典元 :日本ロックセキュリティ協同組合作成 防犯リーフレット
 
ピッキング困難なカギとは
鍵穴の形状がギザギザで複雑なものがよい。ピッキングする時に使う工具が鍵穴に入りにくい。ピンシリンダーの構造をもつ鍵(鍵の片側にだけ鍵山があるもの)の場合は上ピンにマッシュル−ム型のピンが使われているもの。このような特殊なピンが使われていますと、ピッキングの途中で鍵穴の中のピンが動かなくなって、それ以上出来なくなります。
特殊なピンが使われているかどうかは信頼できる鍵屋さんに確認してみて下さい。




オートロックの効果
この機能が無い場合、入居者以外の部外者もすべての入居者の玄関前までフリーパスでいくことが出来ます。ある場合は、暗証番号もしくは入居者の鍵がないとエントランス内には入ることが出来ません。共用部内には入居者以外はいないという安心感があります。

エレベーター内に防犯カメラ、非常通報装置などの防犯設備がある。
深夜などに、一人住まいの女性がマンションのエレベーターに乗ったときに防犯カメラと非常通報装置の存在が恐怖感をやわらげ、安心感を与えてくれます。仮に、エレベーター内で犯罪に遭っても防犯カメラに証拠が残るし、緊急事態を通報装置で知らせることも可能だからです。

共用部分の見通しを確保した構造
エレベーターから玄関の扉までが見える。通路が途中で曲がっていると途中で急に人に出くわしたり、不正な侵入者のかくれ場所にもなります。

外部から建物内に侵入しにくい構造
非常階段の塀の高さはせいぜい胸の高さです。そのため、1階・2階部分の塀を乗り越えて侵入できないように、格子を取り付けることが必要です

駐車場の明るさの確保など盗難防止設備
夜、駐車してある車に人が近づくとライトが点く。ライトに照らされると人目につくこともあり、犯罪の抑止力になる。


実際の実例

淀川区のAマンションの場合

このマンションは中央に駐車場があり、それを囲む形でマンションが建っています。そのため玄関が4箇所あり、それぞれに通用口もあるため合計8箇所の出入口があります。オートロックにする前は、入居者以外の人間が夜間に入り込み、駐車場横のベンチで寝ていたこともあったそうです。また集合ポストも4箇所にあり、ピンクチラシや各種チラシが散乱していました。玄関4箇所に自動施錠を取付け、通用口にテンキータイプの自動施錠を取付けさせて頂きました。入居者のみなさんは1本の鍵をもつことで、施錠されたすべての8箇所の出入口から自由に出入出来ます。夜間は施錠することによって、無用なチラシがほとんどなくなり、集合ポストの廻りにチラシが散乱することがなくなったということです。当然、夜間に部外者が侵入するということもないそうです。このマンションの場合は電気錠ではない自動施錠の錠前を取り付けました。コストを格段に抑えることが出来ました。築25年以上のマンションですが入居率は95%以上と思われます。
カギを紛失した時

カバンごとカギを紛失した

この場合はその日のうちにカギの交換をお勧めします。 身元のわかるものといっしょに紛失した場合はほとんど 侵入されています。最近では、若い男性が沖縄に旅行に行かれた時に住所を書いた札と一緒にカギを紛失され、10日後大阪の自宅の玄関扉を開けると・・・すでに室内は物色され荒らされていました。

近所でカギを紛失した

カギだけを紛失した場合でもマンションの近くで紛失した場合はカギの交換をお勧めします。少し前ですが、コンビニでカギを紛失し、翌日の午前中、家族が全員留守になった瞬間に侵入されたのです。顔見知りの犯行ではないかと思われます。

一人暮らしでカギを紛失した
室内に予備のカギがある場合、カギ屋さんに開錠の依頼をして下さい。予備のカギがない場合は、開錠と紛失キーの作成を依頼することになります。この時、エントランスがオートロックになっていてカギで開ける場合は、マスター対応のカギを作ることになります。防犯性の高いカギは開錠も困難でカギ製作はその場では出来ません。そのためカギの管理にはくれぐれも気をつけないと多大な出費とエントランスで使えない不自由なカギを持つことにもなります。ご注意下さい。

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